ダイエット中便利なのは親切な居酒屋

糖質制限を外食で実践する際、最も重要なポイントとなるのが、夜の食事だろう。夜の糖質制限が重要なのは、私か実践した糖質制限の提唱者の医師が勧める三種類の糖質制限パターン、すなわち「スーパー糖質制限」(朝、昼、夜の一日三食制限)、「スタンダード糖質制限」(夜の糖質制限プラス、朝か昼のどちらかを糖質制限)、「プチ糖質制限」(夜のみ糖質制限)のいずれかも、夜に糖質制限していることでも、その重要性がよく分る。

その夜に摂るべき食事だが、これはご飯や麺類などに多い「糖質」の多い食品を避ければよく、おかずは沢山食べても問題はない。

まさしく「おかず」と言われるぐらい「数多く」食べれば、バランス良く栄養が摂れ、身体の代謝機能が高まるために、むしろ痩せやすくなる。しかも、糖質の高い食品を徹底的に避けることで、血糖値の乱高下も抑えられる、ビジネスマンなら勤め帰りに職場の仲間と会食しながら、楽しくワイワイやる機会も多い。そんな時、おかずが豊富で、ある程度自由に料理が選べ、しかも酒が飲めるのが、「街の居酒屋」である。

何故、居酒屋が糖質制限にいいかというと、料理が素材そのものを使ったシンプルなものが多く、焼き魚とか焼き鳥といった味付けが分りやすく安心出来るものが多いからだ。これが高級な懐石料理店や割烹などになると、一見ヘルシーで淡白な料理の様に見えても、実はうまみを出すため、下味に砂糖をタップリと使っていたり、糖質の高いみりん調味料や日本酒を使用していることが多い。

しかも、こうした店では、職人が腕に自信を持っているから、糖質を制限したものを食べたいなどと言っても、何を言っているのかと怒られるのがオチである。その点、居酒屋だと、料理法が簡単なメニューが多いので糖質量も大まかに計算できるので安心だ。

居酒屋では、新鮮な魚のメニューが多く揃えてあるのが嬉しい。魚の糖質量は、鯵が0.1g、鯖が0.3g、サンマが0.1g、メジマグロ0.1gと殆んど糖質制限的には問題ない。アサリ0.4g、穴子0.0g、イカ(スルメイカ)0.2g、うなぎ(白焼き)0.1g、蒲焼き3.1g、ウニ3.3gと低く、海老(ブラックタイガー)でも0.3gだ。特に鯖などの青魚は、日本人に不足しがちなDHAやEPAを豊富に含んでいるし、鮭やイクラには抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富に含まれている。

夜の居酒屋にはまた、糖質制限食に最適のモツ煮や牛スジ煮、肉豆腐といった肉を中心とする煮込み系のツマミメニューや、豚肉のあぶり焼き、焼き鳥の盛り合せといった肉メニューが勢揃いしている。糖質制限では、白より茶、赤など色のついている食材を選ぶのが基本である。焼き鳥でも、白いササミももちろんいいが、レバーや砂肝など赤い色が濃いものを中心に適量選ぶようにすると脂肪燃焼効果が高まる。

鶏はカラ揚げでも旨いが、衣部分に小麦粉が使ってあるので、出来れば避けたいところだが、1、2個なら問題はない。